フキノトウ苦み成分に抗がん効果 既存化合物の「1700倍」、新薬の期待 - スポニチ Sponichi Annex 社会
フキノトウ苦み成分に抗がん効果 既存化合物の「1700倍」、新薬の期待 - スポニチ Sponichi Annex 社会
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岐阜大学大学院の創薬研究グループは、日本原産植物のフキノトウに多く含まれる苦み成分「ペタシン」が、がん細胞の増殖と転移を強く抑制することを発見し2日、学術雑誌で発表した。ペタシンは、がん細胞の特異なエネルギー代謝を阻害することで、正常な組織への副作用を抑えつつ抗がん効果を発揮。既存の化合物の1700倍以上の効果があるという。
グループによると、乳がん、胃がん、大腸がん、膵臓(すいぞう)がん、膀胱(ぼうこう)がん、前立腺がん、白血病など幅広い種類のがん細胞に対して強い増殖抑制効果を示したという。フキノトウを直接食べても効果はないが、ペタシンは人工的に大量合成できるため、安全かつ高活性な新しいタイプの抗がん・転移阻害薬の開発が期待される。
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