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日本財団図書館 システムメンテナンス

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  日本財団について ニュース 活動 寄付 助成 ジャーナル English HOME   日本財団について ニュース お知らせ 2024年のお知らせ一覧 日本財団図書館 システムメンテナンスのお知らせ  POST  SHARE 2024.04.25 日本財団図書館 システムメンテナンスのお知らせ 日本財団図書館をご利用いただき、誠にありがとうございます。 以下の時間帯でシステムメンテナンスを実施させていただきます。 2024年4月28日(日)9:00 ~ 4月29日(月)9:00 上記時間帯においてはご利用ができない状態となります。 ユーザの皆さまにはご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 Follow us HOME 日本財団について 活動理念 会長メッセージ 組織 沿革 活動資金 採用情報 情報公開 イベント アクセス ニュース 活動 海洋 国際 子ども 災害 障害 社会 寄付 初めて寄付をお考えの方 ご寄付者・ご支援者の方 企業・団体の方 助成 ジャーナル 日本財団ジャーナルとは すべての記事 連載・特集 ピクチャー お問い合わせ サイトの利用について 個人情報保護 ウェブアクセシビリティ方針 サイトマップ Copyright © The Nippon Foundation

書店と図書館の「対話の場」

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  書店と図書館の「対話の場」が発表した“成果”を読む 永江朗 2024年4月19日 「書店・図書館等関係者における対話の場」は、出版文化産業振興財団(JPIC)、日本図書館協会、文部科学省総合教育政策局の連携の事業。書店や出版社、公共図書館、学識経験者らで構成され、2023年10月から24年3月まで4回にわたって開催された。4月1日に発表された「まとめ」では、これまでの議論で得られた現状や課題に関する共通認識や書店と図書館の連携方策が提示されている。  興味深いのは「複本問題」について。公共図書館がベストセラーを大量に所蔵して貸し出し、書店の経営や作家の生活を圧迫しているという批判は、20年以上前から続く。一部の書店や出版社からは、複本制限や貸し出し猶予期間の設置などを求める声もあった。しかし「まとめ」ではベストセラー本の複本は平均1.46冊で、約6割の図書館の複本は「2冊未満」で過度とはいえない状況にあるとした上で、実証研究に基づいて「全体として図書館による新刊書籍市場の売り上げへのマイナスの影響は大きくないこと」「少数のベストセラー等の売り上げ部数の多いタイトルの売り上げへの影響は小さくないこと」が確認されたとしている。  対話の場の座長でもある大場博幸日本大学教授の研究(固定効果モデルによる重回帰分析)によると、図書館の所蔵1点の増加で書店の売り上げは月に0.06冊減少する。ただし上位32タイトルについては所蔵1点の増加で月に0.27冊の売り上げ部数減少があるという。  影響の大きさをどう捉えるかは個人差もあるだろうが、かつて話題になった「図書館栄えて物書き滅ぶ」などという言説はかなり誇張されたものだと言っていい。しかし、逆に言うと、影響は少ないというデータを示されても感情的な問題(「苦労して書いた本をタダで読まれる」等々)は残るだろう。「まとめ」では、「形式的なルール等よりもまずは関係者間の相互理解が重要である」としているのは妥当だ。  忘れてならないのは本は読者のためにあるという基本だろう。ぜひ「関係者」には読者も含めてほしい。現在と未来の読者のために、書店と図書館はどうあるべきかを考えていこう。  この欄は「海外出版事情」と隔週で掲載します。 週刊エコノミスト2024年4月30・5月7日合併号掲載 永江朗の出版業界事情 書店と図書館めぐり「対話...

日販図書館選書センター

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  日販図書館選書センター 2023年度年間図書ランキング発表! プレスリリース  |  2024年4月10日 日本出版販売株式会社 日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)は、図書館選書センターに2023年4月~2024年3月に来場された図書館関係者が選書した図書のランキングを発表しました。  日販図書館選書センターでは、当センターに来場した学校図書館関係者によって選書された図書を、選ばれた回数によってランキング化し、毎年発表しています。学校図書のトレンドを映すランキングとして、図書館をはじめ、小中学生向けの選書の参考としてご活用ください。 ◆学校図書館関係者が選んだ学校図書人気No.1 ◆各部門のランキング 1.セット部門(小・中学校)  セット部門第1位は、『知りたい!カーボンニュートラル 脱炭素社会のためにできること』(あかね書房)でした。本書は、「地球温暖化」「日本と世界の取り組み」「どう買う? どう使う?」「どう捨てる? どう行動する?」の4巻構成で、カーボンニュートラルの概要から身近な取り組みまでを紹介しています。  その他、子どもたちに人気のテーマ「料理」や「ドローン」、時事問題としての「ヤングケアラー」など、幅広いテーマの図書が選ばれました。 【第1位受賞のコメント】編集担当者様より SDGs関連図書の多い中、カーボンニュートラルにテーマを絞った本シリーズを選書してくださり、どうもありがとうございます。人間の生産活動の影響で地球環境が大きく変化しているという事実に、驚愕することも多いと思います。本書が、環境学習や自分でもできることを考えるきっかけになればうれしいです。 2.単品部門(小学校)  小学校の単品部門第1位は、『すいどう』(福音館書店)でした。水道を通して私たちの暮らしの中で使われている水の流れをわかりやすく描いた1冊です。小学校の理科・社会の単元にも関わるテーマです。  その他、読み物以外では「国語」や「生活」など、同様に小学校の授業の単元に関わるテーマの図書が多く選ばれました。 【第1位受賞のコメント】作・百木一朗様より このたび小学校の年間第1位に選んでくださり、とても嬉しいです。 この絵本は、山に降った雨が浄水場へ取り込まれ、水道水として家まで届けられる過程を描いています。そしてそ...