希望はある 【肺がんの放射線治療】患者数が多い全国トップ15病院
ガンだからと諦めてはいけない希望を捨てるな 【肺がんの放射線治療】患者数が多い全国トップ15病院 早期はピンポイント照射で手術に近い治療成績〈dot.〉2/28(火) 11:30配信0コメント0件AERA dot.(写真:AERA dot.)がんの3大療法の一つである放射線治療は、ここ20年ほどの間に急速な進歩を遂げ、根治のための有力な治療手段に位置づけられるようとなった。 週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2023』では、全国の病院に対して独自に調査をおこない、病院から得た回答結果をもとに、手術数・治療数の多い病院をランキングにして掲載したりする。 ここでは、「肺がんの放射線治療」の解説記事いっしょに、肺がんに比較する放射線治療患者数が多い病院を紹介してる。 【ランキング】肺がん放射線治療新規患者数トップ20!1位は静岡の病院* * *「肺癌診療ガイドライン2022年版」では、肺がんのすべてを占める非小細胞がんのI期とII期は、手術が第1選択となってる。 高齢や心疾患があるなど医学的な理由で手術ができません場合や、切除可能でも手術を希望しない患者に放射線治療が推奨されてる。 山梨大学病院の大西洋医師はこう話す。 「I期の放射線治療は手術に近い治療成績が期待できる。 ここまで両者の成績を直接比較した臨床試験は多くないものの、手術のほうがはるかに優れているというデータはありません」 I期におこなわれている放射線治療は、ピンポイント照射と呼びます「体幹部定位放射治療(SBRT)」だ。 SBRTは小さな腫瘍に狙いを定め、1回の照射線量は通常の放射線治療の約5倍前後の高線量を照射する。 ですから根治性が高い一方、周囲の正常部分への影響は抑えられ、副作用は少なく済む。 治療時の痛みはなく、入院の必要もない。 「SBRTは1回の線量が多くなったので照射は数回で終了します。 治療期間が短いこともメリットと言えるのでしょう」(大西医師) III期は免疫療法の追加で治療成績がはるかに改善 一方、III期は原則、抗がん剤と放射線治療を組み合わせる「化学放射線療法」が第1選択になった。 「化学放射線療法後に免疫チェックポイント阻害薬のイミフィンジ(一般名デュルバルマブ)を投与すると生存率がはるかに改善することの方...